BLOGBLOG 社長ブログ

食品ロス! もったいない!

今回は、最近頻繁に叫ばれている「SDGs」にも関連する食品ロスについて考えていきます。

世界的に見れば、日本は豊かで飽食なので、食品ロスという事に余り関心がありませんでした。私もその一人です。
しかし、近年SDGs(持続可能な開発目標)が掲げられ、本来食べられるのに捨てられている食品ロスにも関心が集まり始めました。

 

毎日お茶碗一杯のご飯が廃棄?

 

皆さんは日本でどのくらい食品ロスが発生してるか、ご存じですか?
農水省の統計によると、日本の食品廃棄物等年間2,531万tの内、本来食べられるのに捨てられる食品「食品ロス」の量は、約24%の年間600万tになっているそうです。(平成30年度推計値)
日本人の1人当たりの食品ロス量は1年で約47kg!
これは国民1人当たりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと同じ量になるとのこと。
もったいないですよね~。

業界別食品ロスの内訳は下記の通り。
食品製造業・・126万t
食品卸売業・・16万t
食品小売業・・66万t
外食産業・・・116万t
家庭系食品ロス276万t

当社は食品卸売業なのでこの中では一番少ない部類とはいえ、この業界でも相当数の廃棄があるという事です。
少しでも廃棄物をなくす努力が必要だと痛感しました。
今後世界的な問題になる食糧危機の面からも、食品ロスをなくすことは必須だと思われます。
以前に「フードテックが地球を救う」でも書きましたが、新食材の開発や代替肉などの普及は必然となってくるでしょう。

 

スーパーでの買い物が食品ロス削減に!?

 
最近、ある記事に非常に興味深いことが書いてありました。
ネットショッピングではなく、スーパー等の実店舗で買い物をすることが食品ロスを少なくする事に繋がるというのです。目的買いをするのではなく、スーパーへ行って売り場を見ながら献立を決める買い方が有効とのこと。
どういう事かといえば、我々が扱う生鮮品は計画的に出荷及び販売が困難で、天候に左右されます。

需給バランスで値段が決まるので、供給量が多くて値段が下がれば、スーパーでも安く売られます。当然消費者は値段的な魅力を感じ、献立に加えることによって購買に繋がります。

そういった流通が、需給バランスを整え、結果的に食品ロスを無くすことになるのだそうです。ネットでの購入は殆ど目的買いになると思うので、食品ロスを生みやすいという事なのでしょう。
なるほど。納得です。

是非、五感をフル稼働できるスーパーでの買い物を楽しもうじゃありませんか!
そして、食品ロス削減に貢献しようじゃありませんか!